那須岳巡検 2006.08.19-20


那須のよいち

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 8月19日、火山の会の巡検で那須岳に行ってきました。
 水戸近郊から役時間で到着。
 テニス仲間のオムソースさんとらぶダさんが一緒です。
 オムソースさんの車で茨城をでたけど、二人の信頼を裏切って私が全然道案内になってませんでしたー。(^^;)
 余裕を持って出発して正解でした。

 前日までの悪天候はどこへやら、ロープウェイ山麓駅の駐車場に着いた時には快晴です。
 那須岳山頂もくっきり見えました。






 ロープウェイで山頂駅へそこから溶岩円頂丘の山頂へ向かって礫や火山弾がごろごろした斜面を登ります。
 ここにはパン皮状の火山弾がおおくみられるんですって。
 左の写真がそうです。
 ちょうどフランスパンみたいに表面が割れてるんです。
 このでき方には色々な説があるらしいんですけど、印象に残ったのはオオイシさんが説明していた
 「実際のパンみたいに、中から発泡してひび割れたという説もあるんですよ。」
っていうもの。パンと同じ仕組みでっていうのが面白いですよね。  






 もう一ついい標本がありました。
 こちらのほうが表面がひび割れた様子がよくわかりますね。

 表面が先に固まりかけて、あとから中味が膨らんだことによって割れたみたいな感じです。
 






 パン皮状火山弾のあった場所から山頂方面を見たところ。
 溶岩ドームになっています。
 ここまでも傾斜は比較的きつかったんですが、ドーム部はさらにきつくなってます。
 






 白く変色した部分の左下(黄丸の中)に板状の地層が少しみえています。
 これは成層火山だった頃の名残の地層だそうです。たしかに層を成してますね。






 途中で止まって図表を見ながら解説です。
 茶臼岳でもっとも激しい噴火(ブルカニアン)について説明しているところです。
 英語の火山(Volcano)の語源にもなったブルカノ島でよく起こる噴石を飛ばす爆発的な噴火のことをブルカノ式噴火(ブルカニアン)といいます。

 噴火の原理は、キッチン火山学でよくやる炭酸飲料を使った噴火実験と同じです。
 火口を固まった溶岩で塞がれて、そこに急激に上昇したマグマからでたガスでドーンと噴火。
 そのときに一緒に火山弾なんかをいっぱい飛ばします。
 パン皮状火山弾もそんなときに一緒に出てきたんでしょうね。
 






 これも成層火山の残骸。
 きれいに層になってます。






 その層の近くで見つけました。
 何の結晶でしょうか?
   






 あとは一気に山頂へ。ここでお昼にしました。
 火山で面白いと思うことの一つに、地面がほんのり暖かいことがあります。
 ここの岩も、暖かいものとそうでないものがありました。

 ちょっとガスがでて風が冷たく感じられてきました。






 山頂付近にあった岩。
 これは一見パン皮状火山弾のようですが、噴火時にひび割れたのではなくて、長年の気温差や、表面についた水分が溶けたり凍ったりして徐々にはいったひび割れだろうということです。
 






目の前に朝日岳が見えてきました。
 もう少し降りた左下に硫黄鉱山跡があります。
 1963年の噴火で被害を受けて今は跡地が残っているだけです。
 






 硫黄鉱山跡。

 これは自然の列石じゃなくて、硫黄をとるためにつくったもの。
 この溝に沿って硫黄を含んだ噴煙を通し、そこに沈着?した硫黄を採集したそうです。
 この硫黄鉱山で経営者は大もうけしたらしいですよー。
 






 お天気、ちょっとよくなりかけたみたいです。
 ここを下っていくと朝日岳方面。
 山の手前に峰の茶屋(避難小屋)の屋根がちょろっとみえてます。
 






 ガンコウランという高山植物。
 ブルーベリーに似た実がなってます。






 この赤い実はなんていう植物なのかな?コケモモ?
 ガンコウランにしてもこの実にしてもこんな環境で生育するなんて,すごい生命力です.






  硫黄鉱山跡地は以外に噴煙が上がっていなかったので、”もっとモクモクしたところ”を見に行くことに。

 それがここ、「無間地獄」です。
 おおーっ、私たちが求めていたのはこれこれ!






 小さな噴気孔。もうすでに噴気はでていません。
 吹き出た噴気に含まれていた硫黄分が結晶してこびりついています。(黄色い部分)






 「牛の首」。
 ここからみると溶岩ドームの部分がはっきりわかります。
 このあたりからだいぶ雲行きが怪しくなってきたので、ちょっと急ぎ足でロープウェイに戻ることに。






 といいつつ、途中で火砕流堆積物と思われる層を発見。
 つい寄り道して観察です。
 赤く酸化しているのは、高温にさらされたせいかな?
 礫の形も、角のたったものではなく擦れあったような丸みを帯びた形です。
 






 ようやくロープウェイに乗りました。
 ガスがでてきてかなり視界が悪くなってます。
   そのせいでわからないけど、実はここすごい急斜面なんですよー。
 






 峠の茶屋に行く途中にある路頭。
 黄色い火山灰の層が上の方と下のほうに一本ずつ、真ん中より上にグレーの層がみえてます。






 路頭があったのは、こんな藪の中。
 夏場に見に行くにはちと藪漕ぎが必要です。(^^;)
 




 2日目 塩原散策


 あたしもお腹空いてるんスけど、なんいもくれないんすか?


 まず向かったのは千本松ホウライ牧場。
 ここで朝食を食べる予定なんだけど、まずは動物とふれあい観光。

 羊やヤギや牛なんかと間近で触れ合うことができます。
 さすがにこの羊の策の中には入りたくないけど。

 ご飯がもらえると思って機嫌よく近づいてきました。






 この子はモモミちゃんっていうんですね。
 牛の存在感よりも、この看板に興味を惹かれました。


 それにしても、モモミって・・・微妙なネーミング。
 






  わーい、ごはんだごはんだー!

 子ヤギたちは一斉に母ヤギのおっぱいに飛びつきました。
 動物たちも朝食の時間なんですねー。
 





 気球に乗る体験もできるんですって。
 でも、四方をロープで係留してあるから、上がっても後ろのにみえる木立よりちょっと上くらいまでしか行きません。
   手前のロープには赤とんぼが。そろそろ秋ですねぇ






  あ、そスか。


 乗馬体験もできますよー。
 私は、もう少しスリムになってから乗せてね。(^^;)
 






 塩原渓谷へ突入!
 たまたま目に付いた「竜化の滝」を見に行くことに。

 遊歩道の入り口付近でみかけた、きれいな柱状節理
 地下でゆっくりと溶岩が冷え固まると、こんな形になるんです。
 玄武洞とか東尋坊が有名どころですねー。
 






 道路をはさんで箒川が見えます。
 塩原の温泉街はこの川沿いに連なっているんですよね。
 






 竜化の橋。。
 けっこう揺れるのでわたる時恐いですよ。

 ・・・ていうか、元気にゆさゆさ揺らして歩くのやめてー!
 






 渓谷沿いの道は、森の中を歩くようです。
 美しい景観に、絵を描きに来ているグループがいました。
 まさに、絵のような風景ですもんね。
 






 風屏の滝。
 小ぶりな滝ですが、マイナスイオンたっぷり放出中って感じでした。
 思わず滝つぼで泳ぎたい衝動にかられます。
 






 さらに渓流沿いに進んでいきます。
 苔むした岩や倒木が、いい雰囲気を醸し出しています。
 






 竜化の滝到着。
 遊歩道もここまでです。

 何段にも落ち下る滝の姿はまさに竜の化身。
 きれいな滝ですね。
 






 竜化の滝の近くの岩壁。
 道路沿いの柱状節理よりも白っぽい?

 柱状節理というよりも、板状摂理に近い感じも。
 








 塩原の温泉街を通って、名物スープ焼きそばを食べることに。
 予定していた一軒目のお店はお休みだったので、もう一軒のおみせ「こばや」へ。

  ジャーン!
 これがウワサのスープ焼きそばです!
 お味は・・・スパイシーで、スープに入った焼きそばでした。





 塩原温泉郷からおりてきて、道の駅「塩原」にちょっとお立ち寄り。
 食後のデザートに桃のジェラートをいただきました。
 桃の香りが爽やかでしたー。
 






 【おまけ】


 茨城に入って立ち寄ったお店の看板クマ。
 生クリーム大福で有名なお店なんですが、お菓子以上にインパクトのあるクマさんでした。
 



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